塗装前の清掃と養生について
執筆:「ひょうたんラボ」運営スタッフ(株タイホウ)
塗装の仕上がり具合は、段取り8部「掃除・下準備4割、養生4割、塗装2割」といわれるほど、下準備と養生が塗装の仕上がりを大きく左右するといわれております。ここでは下準備から養生までの重要な作業工程について説明してまいります。段取りをしっかり行い最高な仕上げを目指していきましょう。
塗装環境を整える
塗装を綺麗に仕上げるためには、塗装用具の準備から始まり、塗装部とその周辺の塗装環境を整えておくことが重要になります。
塗装環境を整えることは塗装部だけでなく最終的に空間としての仕上がりの完成度も上がりますので以下のような点を考慮しながら塗装の準備を進めてください。
清掃・下準備
まず塗装する箇所や周辺の清掃を行います。
ほうき塵取りは必需品!ダスター等を使って窓枠や細かい箇所もしっかり清掃しましょう。
☝塗り替え前に、汚れた塗面をはがしている作業
ゴミや埃が残っている上に塗装すると凸凹が目立ちます。
次に水や塗料シンナーをウエスに付着し汚れを除去します。
高圧洗浄機や、洗浄機を使用するのも一つです。
木部においてはやすりを丁寧にかけるのも下準備の一つで非常に重要な作業と言えます。
養生
周辺の養生
塗料を付けてはいけない場所などに、余計な塗料がつかないように養生を行います。
建物の壁を塗装する際は、周りに置いている自動車・自転車などに、専用カバーを使用し、塗料が付かないように保護することをお勧めいたします。
ブルーシートを使用して地面や植樹の養生も必要です。
地面の小さいところや足場、作業している真下には布シートを敷くなども有効です。
窓や扉の養生
窓や扉の養生はマスカーを使用して養生します。
マスカーは簡単に広範囲で養生できる必須アイテムです。
細かいところの養生
塗料を塗りたくない部分を保護する際には各種マスキングテープや養生テープを使用しましょう。
特に出隅・入隅部は入念に養生しましょう。
また四隅は必ず重なるよう貼るのがポイントです。
養生などのテープ類を取るタイミングは、乾いてから外してしまうと塗膜もはぎ取ってしまうため、テープ類は仕上げ塗りが終わり塗料が乾く前にすぐに外す!が鉄則です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
塗装をする前の下準備についてご案内しましたが、この作業を行うことで、更にきれいな仕上がりを実現することができます。
また塗装の仕上がりだけではなく、塗装作業も効率よくできますので、事前に塗装環境を整えて快適な塗装作業を行ってください。